カナダはビールの王国だった。

到着した夜。バンフという街。翌日から山へ登るので、いい物を食べておこうとステーキ屋に入った。アルバータ牛という肉が名産らしく、ステーキ専門店が多い。この店で「生ビール」と注文したら「地元のでいいな?」と聞かれ、そこで初めて分かった。この国は・・・少なくともこの地域はマイクロブリュワリーが多く、現地ではこんな本にまで出会った。(迷いに迷って自重したけれど。)
山へ登る直前のキャンプ場。ジャスパー。たぶんこのKokaneeというのが、アメリカでいうバド、日本でいうスーパードライなのだと思う(くれぐれもキリンラガーではない)。どこででも手に入って、すっきりして嫌味がなくて、そう特徴もない。右のMOLSONも、恐らくカナダを代表するブランドだと思われるのだけど、甘味があって私には向かなかった。このブランドのものはどの銘柄も概して甘かった。

山を降りてまたステーキ屋に行った。ジャスパー。山の4日間、パスタ100グラムと板チョコ一枚、というのが一日の食事量だったので、空腹が頂点に達していたし、何より体がタンパク質を欲していた。「生ひとつ」とオーダーすると、今度は「ブロンドかレッドか」と聞かれた。心憎い演出である。私はブロンドとレッドエールがどんなビールより好きなのだ。「先にブロンドを。次に小さめのグラスでレッド」と伝えた。Alexander Keith's というブランドだった。これが旅を通して一番美味しい一品だった・・・と言いたいところだけど、好みでなかったものを別にして、カナダのビールときたら困ってしまうくらいどれも私を魅了した。

中盤に立ち寄った中華料理屋。レイクルイーズ。

レイクルイーズのキャンプ場。

カナディアンロッキーから少し離れて、温泉の多い南西へ。小さな温泉町、ナカスプで見付けた地ビール。これも旅を通して「一番」と言いたいビール。
ナカスプからさらに南へ。ほとんどアメリカとの国境、ネルソン。ストリートミュージシャンやアーティストの街として知られている。ビールを飲んでいる間、誰かが歌うトレイシー・チャップマンの「talking about a revolution」が心地よく響いていた。

ネルソンから北東へ。アインスワースという温泉地。奥に見えるのが温泉。天然の鍾乳洞の中に洞窟風呂もある。冒頭のKokaneeやMOLSONを別にして、街が変わると置いているビールが変わる。途中までは「大方制覇したいなあ」と考えていたのだけど、全然あきらめた。

同じくアインスワース。

最後の土地、ラジウムホットスプリングという・・・言うまでもないけど温泉町。この街はどういうわけか、オーストリアレストランが目を引いた。ブリティッシュコロンビアを代表するFERNIE。そう言えば意外と、カナダでホワイトビールに出会ったのは、ここが初めてだった。

同ブランドのペールエール。

帰国前夜のモーテルで、最後のビール。
さて、カナダ旅行記本編は、また後日。
3 comments:
えっ、山登りに行ったんですよね、ビールを飲みに行ったんではなくて^^
いいですねぇ。。マイクロブリュワリ―という単語で何杯も飲めそうです。私も飲んだ気分で日本の夏の夕暮れを過ごしてます~
番長、お疲れさまです。
なんたかちょっとムキになって飲んでしまったきらいもあるのですが、まあそれもこれも思い出です。
授乳期が終わったら飲めますか?あとどれぐらいなのかな?
来年の春!解禁しようかと思ってます^^
うししししっ♪
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