10月2日、エド・シーラン、サンディエゴのライブ。幸運なことに、私のすぐ後ろで撮影していたLAのカメラマンが、そのビデオをいくつかYouTubeに上げています。フロリダ州オーランドから始まって1ヶ月続いた北米ツアーの中で、こんなにきれいな映像が残っているライブはないはずです。お借りして、映像付きでセットリストを残しておきます。
Ed Sheeran: 10/2/2012, House of Blues San Diego
1. Give Me Love
2. Drunk
3. U.N.I
4 .Grade 8
5. Wayfaring Stranger (Jamie Woon Cover)
6. Small Bump
7. Be My Husband (Nina Simone Cover)
8. This
この曲はアルバムの中でも地味な中継ぎっぽい曲だし、フェスでもあまり演奏されないのですが、私が気に入っている曲のひとつ。前振りで、「自分の出身地は農場がたくさんある田舎で、音楽フェスがあると朝から深夜まで飲み続ける。2時を回ると、もう誰が誰だか、演奏してるミュージシャンが何を歌ってるかすら分からなくなる。そんな時、周囲にいるみんなを抱きしめて"I Love You"と言うんだ。見知らぬ人たちと肩を組んで、みんなで歌うんだ」と言って、「隣にいる知らない人にLove Youと伝えろ、肩を組んで歌おう」と煽る。みんな、わーっ(はぐはぐー、Love You!)とかなるんですね。ばかみたいだけど、そうしてみんなで、 "This is the start of something beautiful, You are the start of something new" と合唱するんですよ。Peaceful.
9. Kiss Me
10. Heart's on Fire w/ Passenger and Selah Sue (Passenger)
今回のツアーでは、Passengerがメインのサポーティングアクトに、Selah Sueがサブにつきました。両者とも、そのオープニングアクトが素晴らしかった!特にPassengerは楽曲もステージングも、まるで単独ライブかのように会場を魅了しました。約2年前のエドが、Passengerの"Wide Eyes Blind Love"というアルバムを取り上げて、「最近2年間の中で最も好きなアルバム」と言っています。自分の好きなミュージシャンをステージに招ける幸運をうれしく思う、と、3人でセッションした曲がこれです。この映像はサンディエゴではなく別の会場のものなんだけど、両サポートアクトの紹介も兼ねて並べました。エドとPassengerの付き合いは長いんだそうで、「15-16歳だった少年が、今ではオリンピックのセレモニーで歌い、女王陛下のバースデーを祝う席で歌うのだから・・・」と感慨深く話していました。
11. Lego House
-Encore-
12.You Need Me, I Don't Need You
相変わらず、この曲の破壊力はすごいね。それにしても忙しそう・・・
曲の最後でiPhone取り出して、お約束の会場撮影をします。それがこの写真。あはは、いますね、わたし。楽しそう。
13. The Parting Grass
14. The A Team
***
とてもいいライブでした。前エントリーでまとめているとおり、今夏のライブはストリーミングでさんざん見ていたし、どんなセットリストでどんなステージなのか分かっていたけど、それでも尚、予想というか期待を上回るライブでした。前回も書いたような、やっぱりロンドンが一番盛り上がるなあ、そのベストクラウドが後押しするアクティングがやっぱりベストだなあ、という思い込みは払拭されて、生で見たからというのを差し引いても、ロンドン以上に良かったと思います。とりわけ、夏の後半、90分以上のステージが続いて、セットリストの中にスローな曲も加わるようになって、そうすると、騒ぎたい観客との間に温度差が生まれて、わりとこう・・ピリピリしていたんですね。だけどもう、そうした一体感の醸成も素晴らしく完成度を高めていました。(9月のiTunesFestival、今現在はまだ見られるのだけど、期間限定のはずなので、今のうちに見ておいたほうがいいです。YouTubeではなく、高画質のiTunesで。ほんと、悪いこと言わないから。)(追記: YouTubeにフルセットHDでアップされていました。これはiTunesより見やすいぞ。)
この1ヶ月、全米のラジオや、ときどきテレビでエドをみかけました。あるインタビューで、「このビッグヒットをどう思ってる?」と聞かれて、「ビッグヒットと言っても突然売れたわけではない。適正なタイミングで適正なオーディエンスの前で演奏をしてきた。少しずつCDが売れるようになって、少しずつ観客が増えていった」と話すんですね。確かにfacebookなんかみてると、つい3年前までは、10や20のLikeが付く程度なんですよ。今夜ライブをやるよとか、YouTubeビデオだとか、CDが出るよとか、ひとつひとつアナウンスして、Likeが100になり1000になって10000を超えていった。もちろんそれは、その美しくシンプルで彼にしか書けない楽曲たちがあってのこと。また別の、もう少し前のインタビューで、「音楽で成功するための秘訣は?」と聞かれて、「たくさん歌を書いて、たくさん歌って、たくさんの人の前で演奏する。それだけ」と言うんですよ。ほんとうに、ただそれだけを黙々と続けてきた日々と結果なんだろうなあ、と思いながら、ライブをみていました。今みておいて、ほんとうによかった。
エントリータイトルの "keep ya head down and work hard to achieve" は、今年の夏のエドのツイートから。これで21歳なんだから、ね。(見ためも歳相応ではないけどね。笑)
2012-10-09
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