『ザ・ファイター』をみた。
実在の米プロボクサー、ミッキー・ウォードとディッキー・エクルンドを描いた映画。「伝記・スポーツ映画」とか言われている。今年のアカデミー賞の三番手にいた作品で、主要キャスト、主演男優/助演男優/助演女優がふたり、計4人がノミネートされた。クリスチャン・ベールとメリッサ・レオが揃ってオスカーを取ったりもして、十分気になっていた。でも、ボクシングとかレスリングとか、そういうファイト系、どん底から這い上がったり玉砕したりする肉体的に痛い再生物語が不得意なので後回しにしてた。それでも手に取ったのは、そこにマーク・ウォルバーグがいたからだと思う。
いい映画だった。パターンといえばパターンではあるんだけど、最後まで文句なく楽しんだ。
さすがに演技が見事だった。クリスチャン・ベールには、なんなんだこの役者の懐の深さは、と感嘆した。前作ではそこにいるだけで陰鬱な気持ちにさせられた(笑)メリッサ・レオにも、綺麗な役どころなわけではないのに嫌な感じを抱かなかった。エイミー・アダムスが可愛くて、今さらながら釘付けになった。
だけど、私にはやっぱりマーク・ウォルバーグが良かった。
なんていうんだろう、上で挙げた三者、特にオスカーを取ったクリスとメリッサの湿度の高さを、マークがうまく乾かしていたように思う。こういう映画にありがちな、痛さで感情を揺するような演出もなかったし、とにかくリアルだった。何度も言うけど(笑)、マークが良かった。
このエントリーを書くためにWikiを読んでいたのだが、あまり恵まれた製作過程ではなかったようだ。2003年に企画が始まり、2005年にはマーク自身が製作に加わっている。脚本をスコセッシ監督に読ませたが断られる。二番目の監督も「ロボコップ」かなんかのために降りる。兄役に予定されていたブラピも降板。最終的にクリスとマークが、デヴィッド・O・ラッセルに監督を依頼する・・・そんなかんじ。でも、フタを開けてみたら多くの賞を獲得するこの結果だ。
早い段階で製作側に立ったマークの言葉の中に、「非現実的な格闘シーンにはしたくない」というのがあった。真偽は分からないけど、「マーク・ウォールバーグは役作りの為にトレーナーを雇い、その結果この映画の出演料よりも50万ドル多くのギャラを彼らに支払った」ともある。ずいぶん合点がいった。
これはおすすめできます。
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体調とかいろいろといまひとつ。なんか「どうしたらいいのか分からない」とかそういう漠然とした不調。言葉も浮かばない。なにか具体的な、例えば映画の説明とか書けるんだけど。伝えたいことが全然自分の中にみつからない。よくあることだといえばよくあることなので、小さなこと、例えばスペイン単語の総復習とかちまちまやってます。こうゆう時に「軽く文蔵でもいくか」と言えないのが、アメリカ生活のさみしいとこね。
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